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Tibetan Buddhism "Thangka"
チベット仏教「タンカ」
インド北東部の町、紅茶で有名な「ダージリン」で出会いがありました。
チベット人2世のペンバご夫妻です。
ご両親は、チベット仏教の聖地ラサを追われたダライラマ14世と共にヒマラヤを越えて亡命してきました。
チベット仏教の正統を受け継ぎタンカを日々お作りされています。
遠いインドの地よりお迎えしたタンカです。
タンカはチベット仏教の仏画の掛軸の総称です。
初期のタンカは大きさ、形状、画題などが確立されていませんでしたが、
時代が下るに従って形式が定まってきました。
典型的なものは綿布を白土で塗りつぶして表面を平滑にし、顔料で絵を描き、絹の表装(下地)に縫い付けたものです。
タンカは元々、仏教の僧が村々を回って仏教教義や釈迦の伝記などを解説するために作られ、持ち運びが便利なように掛軸の様式となっています。
当タンカは、釈尊の生涯が描かれています。
中央壁面のタンカは、十一面千手観音菩薩です。尊格(人物)によって印相や持ち物が厳格に定められています。
ダージリンより
タンカ職人ベンパ氏とその妻、表装職人ジャギール氏
本堂のタンカ
開梱の様子
感動の瞬間
チベット伝統のお守り
本堂へ据え付け
寺族一同、見とれています。
十一面千手観音菩薩「オーム マニ ペメ フム」 どのような衆生をも漏らさず救済しようとする、観音の慈悲と力の広大さを表しています。 | 十一面千手観音菩薩 拡大千の手が描かれ、その一つ一つの手のひらには眼が書かれています。 |
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釈尊生涯生誕から荼毘にふされるまでが一枚に描かれています。 | 釈尊生涯 拡大②「四門出遊」老人、病人、死者、修行者と出会い出家を決意した様子が描かれています。 |
釈尊生涯 拡大①産まれた途端、七歩歩いて右手で天を指し左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と話した様子が描かれています。 | 釈尊生涯 拡大③最初の説法から涅槃、荼毘の様子までが描かれています。 |
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